半分選んだんだから、50%の確率で当たる・・・訳ないんだな、これが。

ギャンブル

もうダメポ

何をしてもダメな時というのはある。とりあえずルメールからと堅く買ったらルメールが飛んで大荒れ、ならばとルメールを外して穴を狙うと今度はガチガチ。

馬連でドカンと勝負すると1着3着で、ならばと3連複にすると今度は軸の2頭がきっちり1着2着はいいのだが、肝腎なヒモを勝っておらず、馬連なら当たってたというヤツ。

そして最終手段として単勝1倍台の複勝を、当て癖をつけると称し、100円だったり500円だったりと買ってみるが、どっちにしてもこれが当たらない。

枠連の神様

そもそも、馬連なんてのは実は上級者向けの馬券なので、我らオールドファンには、語呂合わせだけでも買える枠連くらいの初級者用馬券が丁度いい。

子供が生まれたばかりなら3-5(産後)とか、嘘の3-8(サンパチ)だっていいし、ニコニコ馬券で2-5とか、シコシコ馬券(どんな馬券やねん)で4-5だって良い訳だ。

そして、そんな枠連の買い方の究極とも言えるのが、もうよく分かんないからと、ランダムに8までの数字のうち4つを選ぶというもの。

例えば内が良さそうと踏めば1,2,3,4でいいし、外枠は1枠あたりの馬の数が多いからと5,6,7,8でいい。

はんぶんこ

奇数の1,3,5,7でもいいし、3614(寒いよ)とか、いっそ人ゴロし(1564)なんて物騒なのもある。

まあ、とにかく4つ選んでその枠連のボックスを買う。邪道かも知れないが、こう当たらないと背に腹は変えられない。さあ、8枠のうち4つも買ってるのだから、50%は当たるとして、後は運試しである。

とまあ、私もこれはよくやるのだが、良くて5回に1回くらいしか当たらない。50%当たるはずなのに。

数えてみよう

ここで一回落ち着いて、数えてみよう。それは何かと尋ねたら、枠連の4枠ボックスの買い目である。では、5,6,7,8枠のボックスとしてみよう。

5枠から6,7,8の3点と、6枠から7,8の2点、そして7-8の1点で合計は6点となる。そこにゾロ目(5-5,6-6,7-7,8-8)が最大4点加わるから、結局6点から10点となる。

一方、全ての組み合わせはどうか。一番多いのが16頭立てで全ての枠に2頭いる場合で、1-1から8-8までで36点となり、一番少ない8頭立ての場合は28点となる。

50%どころか

よって、16頭立てでゾロ目も買った10点の場合、36分の10だから、当たる確率は28%(4分の1強)しかない。8頭立てなら28分の6で21%(5分の1)ともっと低い。

そりゃ5回に1回しか当たらんわ。

まあ、実際は8枠のうち4つを買ったからといって半分当たるとは、実感も含めてそこまで思わないが、それでも2回に1回とは言わずとも3回に1回くらいは当たりそうな気分になる。

しかし、現実は4回から5回に1回しか当たらないのは計算したとおりである。

まとめ

と、まあ競馬に限らず、確率にはこういった思い違いはよくある。例えば「小学校で40人のクラスがあるとき、誕生日が同じ人がいるいないを賭けるとしたら、どちらに張るべきか?という有名な問題がある。

感覚的には、365分の40(11%)という確率になりそうなので、「いない」方に張るのが正解かと感じるが、これは全くの逆で、断然「いる」方に張るべきである。

なぜなら、「いる」確率はなんと89%もあるからなのだ。

詳しい計算を知りたい方は「同じ誕生日 確率」などで検索をしてみよう。

この確率における感覚と現実の乖離が、馬券の勝ち負けにどう影響しているのかは分からないが、博打をする上で覚えておくべきことの、一つであること間違いない・・・のかな?分かんね。

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