単勝と複勝~複勝で勝てるやつなんかいるのか

競馬
スポンサーリンク
スポンサーリンク

馬券の根幹

私が競馬を始めた頃の平成元年には、中央競馬の馬券は枠連・単勝・複勝の3種類しか無く、単勝と複勝に至っては余程の玄人か応援馬券か、はたまた偏屈が買うものとされ、馬券と言えばイコール枠連だった。

しかし、ものの本に拠れば、やはり馬券は単勝又は複勝が基本であり、その他の馬券は邪道だ、そもそも枠連などは3点ボックスや3点流しで買う前提の馬券であり、当たった場合でも外れ馬券を含んでいるので無駄が多いなどと書いてある。

今や馬連どころか3連単まで取り揃えている馬券たち、10点どころか40点、50点買うことも普通であり、1つの当たり出目に対して39点や49点のハズレ出目を含んでいるから、確かに無駄ガネを使っている気もする。

しかし、馬券脱税裁判で有名になった某氏などは、億単位で儲けていたところ、1レースで100点とか300点など購入していたとのことで、外れ馬券も無駄にはなっていないから、予想という観点からは邪道かもしれないが、勝てば官軍で、超多点買いは馬券という観点からは王道なのかもしれない。

単勝馬券

とはいっても、資金に限りがある我々なら、3連単を100点も200点も買っていれば、当たっているうちは良いが、3レース4レースと連続で外してしまえば、その時点で破産する。

そうなると、やはり点数を絞れて無駄な馬券を排除できる単勝馬券というのは、我々貧乏人にとっては拠り所となる根幹の馬券と相成ろう。

レースを見る場合においても、3連単馬券なんか道中どこを見たら良いのかよく分からないし、ゴールした瞬間も当たったか外れたかもよく分からず、「やった!」と歓声を上げてみても、実はよく見たら当たってないということもある。

そこは単勝1点という馬券ならば、その馬を見るだけでいいし、ゴールした時の歓声も無駄にならないし気持ちがいい。更に、集中して見れるため、レースを見る目の肥やしにもなりそうだ。

オッズと相談

単勝馬券を買う場合に注意が必要となるのが、オッズである。とはいえ、他の馬券と違い「トリガミ」はありえないから、オッズは当たった時のお楽しみで見ないというのもありだろう。

しかし、中央競馬ではまずないが、地方競馬などでは単勝オッズ1.0倍などという事が結構あり、その馬券は当たって元、外れたらゼロになるという男塾でも無ければ買う意味のない馬券となってしまうから、必ずオッズは確認しなければならない。

そこまで極端でなくとも、単勝1.1倍とか1.2倍という馬券も、リスクの割にリターンが少ないから、買うべきではない。実際に単勝1倍台の馬券は、あっさり飛ぶことが多い。

やはり単勝馬券を買うなら、狙った馬のオッズが最低でも2倍以上はつく場合でない限り、見送るべきであろう。

複勝馬券

いくら強い馬でも負けることはある。あのディープインパクトだって最初の有馬記念はハーツクライに負けているし、エリザベス女王杯のブエナビスタも届かなかった。

やはり、どれだけ強い馬でも出遅れ、展開、調子の良し悪しなどで1着になれない事はある。しかし、強いからこそ大負けはしない。そこで安心の複勝馬券である。

俗に複勝馬券は「3着には来そうな馬」を狙うのでははく、「1着に来そうな馬」を買うべきと言われる。そもそも、1着になりそうな馬が取りこぼして2着、3着になることを想定して買うのだから、3着に来そうな馬を買えば、それが取りこぼせば今度は4着、5着になるのだから、やはり1着に来ると思う馬を買わなければ駄目だろう。

とはいえ、普通に自信のある「1着に来そうな馬」の複勝オッズは、それこそ1.0~1.1倍などであって、単勝の1.1とか1.2倍よりは来る可能性は高いとはいえ、リスクに見合った馬券とは言えないだろう。

複勝馬券で勝てるのか

じゃあ、単勝と同様に2倍以上の複勝を買うべきとした場合、複勝オッズが2倍つくような馬を、自信をもって1着に来そうな馬と言えるかと言うとこれが難しい。また、自信を持って1着に来そうなら、そもそも単勝を買えという気もするし、複勝を買って1着に来たらなんか悔しい。

本当に複勝馬券というのは難しいと思う。どんな人がどう買って勝っているのだろうか想像がつかない。敢えて言うなら、1.1倍ではなく運用利率110%は美味しいと考え100万単位で賭ける大金持ちか、転がし専門家か、後は、2強の時のAがきてBが飛んだ時のAの複勝を専門に買う輩(やから)くらいしか思いつかない。

私にはとても無理だが、こういう他の人とは違う買い方をできるのが、数少ない勝ち組なのだろうと思う。とはいえ、本当に複勝で勝てる奴なんかいるのだろうか。大きな謎である。

コメント

タイトルとURLをコピーしました