実績より勢い

競馬
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王将

王将といっても私のソウルフード、王将の餃子の王将ではない。ちなみに、私は基本的に京都王将派だが、中華丼だけは大阪王将のほうが旨いと思っている。

じゃあ何か言うと、それは将棋の8大タイトルのうちの王将戦の王将である。先日、タカツキングの生地、高槻で第2局が行われたが、「ひとつも勝てないのでは」とまで思われた羽生九段が、藤井聡太5冠に勝ち、これで1勝1敗の5分に星を戻したところである。

当時の7大タイトルを独占し、平成のヒーローと言われた羽生九段も、52歳となった今は無冠となった。なお、今まで取ったタイトルは通算99期であり、もしこの王将戦を制すことができれば、前人未踏の100冠を達成することになる。

99冠であっても不滅の大記録、と言いたいところだが、恐らく藤井聡太がそれを抜くことは間違いない。いやあ、まさか羽生を軽く超えるような天才が羽生が現役中に出てくるなんて、思わなかった。

平成の天才

平成を代表する天才、ヒーローと言えば、その羽生九段、イチロー、そして我らが武豊である。イチローは既に引退しているが、羽生は前述のとおりタイトル戦の挑戦者となる程の力がまだあるとは言え、今や無冠であり全盛期ほどの力はもうない。

そして、武豊も同じく最近もG1を制したり適度な勝ち星を上げてはいるが、全盛期を知る私とすれば物足りない成績である。全盛期はほぼ1番人気に乗り、きっちり勝つ。正直、過剰人気だったように思うしオッズ的にも美味しくはないのだが、それでも勝つのだから買わなきゃしょうがない。という感じだった。

そして、そんなイメージはまだ残ってしまっており、現実には力が衰え馬質も落ちているのは分かっていても、「それでも逃げれば」とか、「オッズが美味しい」と考え、買ってしまうことが多い。

先日の中京でも、2レース連続で対抗格クラスの馬に騎乗し、私も買ってしまったのだが、1つは逃げたが粘れず、もう1つはいいところなく後方のままで、掲示板にすら載らなかった。

騎手は勢い

結論から言うと、夏馬と同じように、やはり騎手は実績より勢いだろう。今なら今村聖奈あたりか。しかし、馬は違う。どちらかというと、勢いよりは実績だと思う。

例えばメインのオープンレース。3連勝で挑む馬と休養前に大敗した休み明けの実績馬なら、実績馬を買うべきである。これは本来的に(上位にくる可能性が高い)実績馬を買うべきであるという理由もあるし、オッズ的にも連勝馬は人気が集まり下がることもあって、実績馬を買うのが正しい。

もちろん、勝ち方や季節によっては連勝馬を買うべきとなる場合もあるが、基本的には騎手は勢い、馬は実績で買うことをオススメする。しかし、これはデータというより私の経験のため、話半分聞いてください。

三浦コーセー

羽生は無冠となったが、藤井聡太は既に5冠となり、おそらくあと数年でタイトル独占の8冠となるのはまず間違いない。そして、大谷翔平は既にイチローは超えたと言っていい。

後は武豊の後を継ぐ天才の出現を期待したい。武豊のもつ新人年間最多勝利69勝を大幅に更新する91勝を1年目に挙げた、三浦皇成が武豊の後を継ぐ騎手となって欲しかった。

その三浦皇成は、それなりの成績は収めており、決して落ちぶれたとは思わないが、中央のG1を未だに勝っていないというのはあまりに寂しい。

競馬界にも若くして才能のある、そして華のある令和の天才が出現してほしい。

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