2枠は難しい
競艇は1枠が圧倒的に有利な競技であるが、続いて勝率が良いのは2枠である。しかし、2枠というのは内の1号艇がスタートを失敗しない限り、差しに回るほかなく、その場合には1号艇の航跡を通ることになるため付いていく事が難しい。
また、1号艇のスタートが少し遅れ、2号艇がマクりに行った場合も、1号艇の抵抗を受け外に流される事が多い。この場合は、1号艇ともども後方に置かれてしまう。こうなると、航跡を通らずに外から捲れる3号艇や、4号艇以降のダッシュ勢の方が有利にさえ思えてくるが、それでも1号艇の次に勝率が良いのは2号である。
そんな2号艇が1番人気となっている場合、例えば1号艇にB1、2号艇にA1レーサーという場合にそうなることが多いが、1号艇にスタートを決められ、最初のターンできっちり回られれば、幾らA1レーサーでも勝つことは難しい。さらには3号艇が外から捲り、その引き波に飲まれることも多く、コロッと負ける事が多い。
次に、2号艇がアタマになる場合であるが、基本的には差した場合は1号艇が2着に残る事が多く、マクった場合は1号艇は波に飲まれ、外の枠が2着・3着に来ることが多い。よって、差しかマクリかで結果が大きく変わるため、読みにくい。
これらの事を総合的に考えると、2号艇が人気の場合は2連単の1番人気でキレイに決まることは少ないと疑ってかかるべきであり、それを必勝法への手掛かりにしようという試みである。
そこで、2号艇からの2連単が1番人気の場合における結果を集計し、2号艇がどの程度きているのか、又はきていないのか、どういった目を買うべきかを検討してみよう。
昨日の結果から検証
では、先日(10月9日)のデータから見てみよう。2号艇がアタマの組み合わせが2連単の1番人気というレースは意外とすくなく、11レースしかなかった。
では、データをみていこう。1番人気のオッズをみると、3.2倍から6.0倍となっており、人気が集中していないのは「2号艇危うし」の現れであろう。そして、そのとおり1番人気で1度も決まっていない。
次に2号艇の結果であるが、色分けしてあるとおり、2号艇がアタマにきたのが11レース中4レース、2号艇が2着に来たのが3レース、3着以降が4レースと見事に分かれている。
ここまでの分析で分かる事は、
・1番人気は消しても良い
・2号艇を買うか買わないかについては、有意なデータがないため、結論は出せない
という点である。
どの買い目を買うべきか?
続いて、人気を見てみると、11レース中8レースが2連単の3番人気から7番人気に集中している。これはどう考えても、このあたりを買うべきである。
しかし、3番人気で決まっている2回については、配当が500円を下回っており、もし3〜7番人気の5点を買うとした場合、トリガミになる。よって、2連単の4〜7番人気を買う、又は、3番人気が5倍を超える場合にのみ、3〜7番人気を買うのが良い。
ここで2連単の4〜7番人気(4点)を買った場合を想定して計算してみると、
購入金額 4点(400円)×11レース=4,400円
払戻金額 1,310円+1,310円+1,060円+2,300円+1,530円+920円=8,430円
収支 プラス 4,030円
回収率 191.5%
となり、大幅なプラスである。
サンプルが少ないため、レース数が増えるとどうなるかは分からないが、この買い方は使えそうな雰囲気である。次は実戦で試してみることにしよう。
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