競艇はインが強い
競艇は、言うまでもなく1号艇がとにかく強く、1号艇が弱い戸田、福岡、江戸川でも勝率は約45%、インが強い芦屋、徳山、大村では勝率がなんと約65%もある。
そして、2号艇、3号艇以下6号艇と、外になるほど勝率は悪くなる。ちなみに、6号艇の勝率は、アウトが強い戸田でも3%少し、イン天国の大村ではたったの1.5%程しかない。
ポツンアウトA1
そんな不利な外枠(4~6号艇)に、A1レーサーが1艇だけ入り、その他の5艇がB級レーサーの場合、どう買うべきなのだろうか。A1から買うべきなのか、A1を舟券から外すべきなのか。
もちろん、枠が6枠でも、進入コースが内になれば話は別だから、進入がどの枠になるかについては検討の必要がある。ただし、本番の進入は実際分からないので、進入は展示どおりになると仮定して、データのシミュレーションをすることとしよう。
まずは、該当レースを探し出し、そんな「ポツンアウトA1」が何着になっているか、その時の出目や配当はどうなっているか、データを取ってみよう。データは先日(2019年11月17日)から過去に遡り、50レースくらいは欲しいと思ったが、何せ該当レースが少ない。
対象レースは少ないが
A1とA2が1名ずつで、他がB級というレースは多いのだが、A1が1名だけというのは、なかなか無く、あっても朝のモーニングなどのようないわゆる優遇レースで、A1レーサーはイン(殆ど1号艇)にいる。
とりあえずは、ここ1ヶ月ほどの開催の中から、18レースを抽出することができた。レース数が少なくデータの信頼性は低いが、傾向を掴むには及第点としよう。なお、集計は手作業なので、間違いがあってもご了承をお願いしたい。
次の表がそのデータである。
その成績は?
18レース中、1着になったのは7レース(38%)、2着が3レース(16%)、3着が4レース(22%)で、3着以内の舟券対象となったのは、18分の14(77%)というから、かなり高い率と言える。
また、6号艇で6枠のままというのが1回あり、その時は3着、進入で動き、5枠スタートになった場合は2戦2勝(5枠は展示のコースであり、本番は3枠と5枠であった。)というのも、凄い。1つでも内にという意識のある場合は、かなり勝ちに行き、成績も付いていっているという事だろうか。
配当は1,000円少しから2万円までと幅があるが、例えばこのA1レーサーが1枠だったら、ほとんどが3桁配当なのではないだろうか。それを考えると、「買い」が正解だろう。
まとめ
いくら強いA1レーサーでも、インが普通に回ればアウトからの逆転は難しい。その割にはかなりの勝率であり、3着内率である。これは他のレーサーが全てB級だからであろう。
これがインがA2であったり、3号艇にA1がいればこうはいかない。よって、結論を言うと、ポツンアウトA1は一定の配当が見込め、舟券率も高いため「買い」である。
しかし、対象レースが少ないため、必勝法としては不十分だろう。次は対象レースを見つける際に目に付いた、インからA2B1A1の並びの際の買い方(1-3、1-2、3-1のどれが良いか。)を検証しよう。
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