競馬に絶対はない〜天皇賞

競馬

最近のテレビ

昭和40年代生まれの私にとって、テレビといえばブラウン管で、小学生の頃はまだリモコンもなく、チャンネルは時計盤のように丸く回すタイプで、世紀末(1999年)に結婚を機に買ったテレビもブラウン管の24型とか26型だったような記憶がある。

それが、2010年あたりには液晶テレビが当たり前となり、主流の32インチでも当時は巨大でかつ鮮明、そして横長で映画やサッカーがとても見やすくなったのを覚えている。

野球なんかはピッチャーとバッターが映ればよく、昔の画面でも十分なのだが、その昔「阪神5-0巨人」と「S●●B●●●O●●」(今とストライク・ボールのとだけ表示されていたのが、その分余白に選手の成績や、なんなら「今シーズン初の完封なるか藤浪」とか「佐藤(輝)の満塁弾で先制の阪神、勝てば3連勝」などと短評まで書かれている。

それならまだいいのだが、試合が見られなかった日にニュースで結果を確認しようとし、さて目当ての阪神-巨人のハイライトが始まると思ったら右上に「阪神、地元で初勝利。連敗脱出!」などと、楽しみにしていた結果が書いてある場合がある。あれは本当に許せない。バラエティに出てくる俳優たちの番宣以上に。

許せないこと

人にはそれぞれ「許せないこと」があると思うのだが、例えば、私の場合のそれは「うるさいバイク」であり、戦国時代で私が侍なら間違いなく斬り捨て御免である。

そこまではいかないが、殴りたくなるほど許せないのが試合の結果や映画のオチを言うそれで、ウチの母親などがこれの常連だった。帰るや否や「貴乃花負けたで」とか、「あ~この人、死ぬで」とか平気で言ってくる。

オカンで言えば、昔ながらのこういうのも多かった。「あ、あんたに電話あったで。」「え?誰から?」「いや、知らんけど。」というやつ。これだったら情報ゼロの方がマシで、変に電話あったことだけ聞かされると「誰やろ。」と気になってしまう。

しかも「ああ、あのドラマに出てた犯人役のあれに似てたわ。声が。」と、情報量ゼロの情報をくれるので、余計ムカつくというやつだ。そりゃ反抗期にもなるわ。オカンはまあ仕方ないとして、先の試合結果の先出しは、それを公共の電波でやっているのだから質(タチ)が悪い。

天皇賞

と、ここで昨日(2023年4月30日)の天皇賞である。私は訳あって梅田の馬券売り場で馬券を買い、電車で家の最寄駅まで戻ってきたのが15時40分。そしてスマホは持っているのだが、こちらも訳あってSIMが無く、Wifiを探さないとレースが見れない。

いつからか分からないが、今はJRAの公式HPでほぼリアルタイムでレースが見られるようになっており、時間が間に合えばレースをほぼリアルタイムで見ることができる。

そして、駅に着いたのが15時40分で、レースが見られるかと言うと駅にはWifiが無く、歩いて5分くらいにある近くのパチ屋に行かなくてはいけない。知ってる人はここで間に合わないことが分かるのだが、私は何故かレース開始が15時45分と勘違いしており、ちょうど間に合うと踏んでいた。

急いでパチ屋に走る。何?あの初代北斗を再現した噂のスロ?いやいや、そんなの後でいい。急いで接続すると、前から来ているのですぐに繋がった。ちょうど15時45分だからスタートに間に合った。

タイトルホルダー

ちなみに馬券の方はというと、オールドファンの私はなんと枠連。そして有馬記念で買った(もちろんダメ)タイトルホルダーの2枠から。有馬記念は全くだったが、年明け初戦の日経賞では影も踏ませぬ大楽勝。イクイノックスもいないここは楽勝だろう。

その2枠から菊花賞組の明け4歳馬のいる1枠と3枠は避け、私と同じ古豪のいる3,4,7枠へ。いや俺は古豪じゃなくロートルか…

レースに間に合ったことでほっとし、食い入るように画面を見ると、そこに映っていたのはスタート地点のゲートではなく、ゴール板を過ぎウイニングランに入ろうとする白い帽子の馬だった。やはり、ルメールか…タイトルホルダーは2着で、枠連1-2だったか…

と思ってしばらく見ていると、スローリプレイでゴールのシーンが。まずは1枠の勝ったジャスティンパレス。そして、続くのは青っぽい黒帽…ではなく、青の4枠ディープボンド。また2着かよ!

競馬に絶対はない

3着にはレーンが突っ込んできているが、いつまで経っても我がタイトルホルダーが来ない。なんとタイトルホルダーは競争中止していた(後に跛行だったことが判明。大事に至らず良かった。)。

競馬に絶対は無いと分かっているが、今回のタイトルホルダーは、まず連は外さないと思ったんだよなぁ。そして、こちらもダメだと分かっていながら全財産を突っ込んでいたんだよなぁ。

ただ、その全財産が600円だったのが唯一の救いだろうか。しかし、50を過ぎたおっさんの全財産が600円というの事実こそ、救えないような気もするが…

それでも「競馬に絶対は無い」という事実の再確認(再々再々再々確認くらいありそう。)ができたし、これはまた必勝法に一歩近づいたと前向きに生きよう。

また一歩、野望に近づいた(Byさるマン)。100万円まで、あと100万円(Byヤマト)。

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