第3話 両雄並び立たず

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『両雄並び立たずという言葉、愛読書が大スポでパチンカスという、教養のない君でも聞いたことくらいはあるだろう。』

「ありますよ。天竜と長州、どっちの話も聞きづらいって話でしょう。あと、長州小力と小石田純一のトークショーがあったら、どっちが主役か分からないというような。」

『当たらずとも遠からずと言ったところだが、これは元々は中国の秦が滅亡した後、秦といえば始皇帝だからキングダムの時代と言った方が分かりやすいか、その始皇帝が亡き後に覇権を争った、項羽と劉邦という稀代の英雄の事を言ったもので、相当の力量をもった両者が居るとき、共存することはできず、必ずどちらかが敗北するという意味だ。』

「確かに、かまいたちが活躍しているせいで、小石田純一が全くテレビで見かけなくなりましたもんね。」

『ああ、確かにかまいたちの山内と小石田純一は似ているが、小石田純一を最近見ないのは、かまいたちが人気しているからではない。』

「そいで、その恐竜がどうしたんですか。」

『その恐竜、いや、両雄並び立たずという話は、TBKこと我らが投資馬券研究所の本題となる話で、実は競馬でも言えることなのだという話をしようという訳だ。』

「TBKって投資馬券研究所の略だったんですか。T(とても)B(馬鹿)K(かよ)だと思ってました。」

『馬鹿かよってなんだよ。さまぁ~ずの三村かよ。』

「さまぁ~ずがバカルディ、くりぃむしちゅーが海砂利水魚だったっていうのは有名ですが、オードリーがナイスミドルだったっていうのは、あまり知られてないですよね。」

『さて、競馬における両雄並び立たずといえば1992年、世紀の対決と言われた、トウカイテイオーとメジロマックイーンの対決が思い出されるね。』

「古いね、しかし。もう30年近く前の話ですやん。」

『両馬の馬連が1.5倍というオッズから、いかにこの2頭に人気が集中しているかが分かるし、人気しすぎという感じもするが、それでも一瞬でお金が1.5倍になるのだから借りてでも賭けなきゃ損という雰囲気だった。』

「それでも来なかったんですよね。」

『そうさ・・・来なかった。うう、来なかった。』

「借りたん、ですか?」

『借りたんだよ!』

『と、まあ、そんな訳で、2強対決というのは、まずその2頭では決まらないということが身をもって分かっているのだが、実際データではどうなっているのか。』

「気になりますね。」

『これは、重賞における400レースほどのあるデータなのだが、2強がワンツーフィニッシュした割合はいくらくらいだと思うね。』

「う~ん、半分の50%と言いたいところだけど、それで決まらないって言うんだから、3回に1回の33%でどうですか。」

『いや、もっと低い。なんと12%しかない。8回に1回だ。』

「たったのそれだけ。ホントに両雄並び立たずですね。」

『そうだ。ただ、2強といっても色々だから、抜けた2強もあれば押し出された2強もある。そして、例の世紀の対決はかなり抜けた2強だったはずだから、8回に1回となる12%よりは高い確率だったかもしれないが、それでもよくて30%あるかないか、といったところだったのではないだろうか。』

「それで1.5倍じゃあ、リスクと釣り合わないですね。」

『その2強の馬連を買った場合の回収率で言うと、40%程度という事らしいから、2強の馬連や馬単とか、2強を3連単の1着2着としたフォーメーションなどは絶対買ってはいけないわけだ。』

「2強を軸にした3連複はどうです?これはかなり安心して見られそうだし、3着に人気薄がくれば配当もおいしそう。」

『いや、それもダメだ。2強ともが3着に入る確率も24%ほどしかない。4回に1回しか当たらないんだよ。』

「じゃあ、どうすりゃいいんですか。」

『場合分けすると、2強のうち1頭が1着でもう1頭が4着以下という場合が25%、どちらも来ない場合が20%と占有率が高いので、このどちらかを狙うべきだ。』

「トウカイテイオーとメジロマックイーンの場合は、メジロマックイーンが1着でトウカイテイオーが5着だから、まさに前者の場合になりますね。そうすりゃ良かったのに。」

『まさに両雄並び立たず、なのだが、競馬の場合はどちらかが敗者になるだけでなく、どちらも敗者となる場合も多い上、その場合は大荒れとなるから、歴史よりドラマチックと言ってもいいかもしれない。』

「お金を借りてまで買った1.5倍の馬券が外れるのも、かなりドラマチックですよ。」

『それを言わないでよ。』

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