馬券と言えば枠連
私が競馬を始めた頃(平成元年)は、馬券と言えばイコール枠連のことであった。そもそも、馬券自体が単勝・複勝・枠連しかない時代で、しかも売上のほとんどは枠連ではなかったか。少なくとも私は99%枠連だったし、周りでも枠連以外の馬券を買うものなどいなかった。
今もなっては、馬連に始まり果ては3連単にWin5までと多種多様になり、枠連は過去の遺物と成り果てた感があり、特に若いファンは枠連など見向きもしないのではないか。せいぜい、馬連と比較して枠連が高かった時に話題になる程度ではないか。
しかし、日本が誇る枠連には色々なメリットがあるのを忘れてはいないだろうか。今日はそれを紹介しよう。
枠連のメリット
まずは、言うまでもない「代用品」によるお助け効果である。競馬は本当に難しい。そんな競馬だからこそ、もし、あなたが大勝負をする際には、馬連ではなく枠連にするといい。特に、その馬連と枠連とを比較してオッズに大差がないなら、枠連を買うべきである。
例えば、先日のオークスがそうである。アーモンドアイとラッキーライラックの馬連、2-13の3.3倍にドカンといった人も多いだろうが、それなら枠連の1-7の2.6倍でもよかったのでは?
ネットではこの馬連に4,000万(4,500万?)の大量購入があったとの話もあり、それはもちろん夢と散ったのであるが、これも枠連の1-7にしておけば、同枠のリリーノーブルで助かっていたのだ。
仮に4,000万として、3.3倍なら1億3200万だが、2.6倍でも1億400万である。だったら、枠の1-7でもよかったのではないか。しかも、アーモンドアイの代わりが、7枠のウスベニノキミやランドネでも大丈夫だった訳だ。
他にもある枠連のメリット
次なるメリットは、語呂合わせで買いやすいこと。これは馬番でいくと頭数に左右されるので、例えば自分のラッキーナンバーが15だとしたら、15頭立て以上のレースでなければならない。
しかし、枠連の場合は(7頭以下は別として)、基本的には8枠まできっちりあるから、5と8が自分のラッキーナンバーだったとしたら、買いたい時にまず買うことができる。
迷った時、当たらない時のマジナイ的に私はある番号の枠連を良く買うのであるが、これも枠連ならではであろう。
また、中山のダート1200mや新潟の1000mなんかは外枠が有利なので、迷ったら枠の5678のボックスを買ってみるという手もある。外枠は馬も多いから予想するよりよっぽど当たる。
色による語呂もありで、アメリカがキーワードなら国旗の赤白青から134枠を買うなんて事もできる。また、レースも見やすい。例えば今の例では赤白青の帽子がくれば良い訳だ。ゼッケンも勝負服も見る必要が無い。
今は忘れ去られそうな馬券であるが、オールドファンには懐かしくもあり、大きな武器でもある枠連。使い方によって強力か武器となるから、最初から敬遠して使わないのはもったいない。
まとめ
・昔は馬券と言えば枠連であり、馬券売り上げのほとんどを占めていた
・代用品による保険もきくから、大勝負であるほど枠連にすべき
・敬遠されがちであるが、使い方によっては大きな武器になる
・語呂合わせには最適
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