馬券は1番人気の取捨選択が全て~その3
【本命フォーカス】
ここまでに馬券術の名前とその大枠が決まった。名前は【本命フォーカス】であり、馬券の買い方の大枠は次のとおりである。
対象となるレース
新馬、障害、最終レースを除く、単勝1番人気のオッズが2倍以下のレース
買い方
1番人気の馬を買うか買わないかは、全力で予想して決める。
・ 買う場合 1番人気の馬から流す
・ 買わない場合 2番人気~5番人気の馬の単勝を買う
残る決定事項
1番人気の馬を買う場合は、その馬から流すことに決めているが、① 馬券の種類 ② 何通りまで流すか ③ 資金配分 が決まっていない。
一方、1番人気の馬を買わない場合は、2番人気~5番人気の馬の単勝を買うと決めているが、① どんなレースでも「2番人気~5番人気の馬の単勝」を買うのか ② 資金配分 が決まっていない。
1番人気の馬を買う場合
①の馬券の種類については、枠連、馬連、馬単、3連複、3連単が考えられる。これは、各個人で得意のものにすればいいと思うが、この馬券術のコンセプトは「1番人気の馬の取捨選択に全力をかける」「ヒモは機械的に買う」のであるから、点数が少なくシンプルなものが良い。
そこで、私がこの馬券術を使う際の選択として提唱したいのは、「枠連」である。なんといっても枠連の場合に言えることは「出走頭数に左右されない」というメリットがある点である。
このメリットが「シンプルかつ機械的」に買う場合には、力を発揮する。軸を決めて流す場合は、まず何頭流すか(又は総流し)を決めなくてはいけないが、総流しは点数が多過ぎて投資額が嵩んでしまうし、総流しとは、結局平均すると例えば馬単なら単勝と同じことになるため、それならば単勝を買う方がよい。
券種は枠連で
となると、点数を絞るために何頭か選ぶ(又は切る)必要があるが、そもそも「ヒモは機械的に選ぶ」ことにしているため、そこに時間を割く訳にはいかない。ただ、機械的に頭数を決めて5頭や8頭流してもよいが、もっと簡単な方法がある。それが「枠連」である。
枠連の場合は、軸が決まれば後は残りの8枠(又は7枠)に流すだけでよい。頭数に関係なく、最大で7枠又は8つの枠に流せばよい。あとは総流しするかどうかであるが、これは先ほどの述べた通りで、やはり絞る方が良い。
点数と資金配分
次に絞る点数と投資金額であるが、これについては、次のような考え方がある。① 払戻額を均等にするか1点あたりの額を均等にするか ② 払戻額に目標を置くか、置かないか
一般的には、数点の買い目を買う場合は、払戻額を均等にするのではなく、1点あたりの額を均等に買った方が良いとされている(おそらく、人気の買い目は本来のオッズ以上に買いが入り、回収率が低くなると考えられている)が、私の場合はこの【本命フォーカス】と「グッドマン法」を併用しようと考えていることもあり、「払戻額を均等にし」かつ、目標は「払戻額は購入額の2倍」(1,000円賭けたら2,000円の払戻があるように買う)とする。
この ① 払戻額を均等にするか1点あたりの額を均等にするか ② 払戻額に目標を置くか、置かないか については、自分に合ったもの又はシミュレーションの結果、回収率の良い方を選ぶといいだろう。
最終的な買い方について
1番人気を買う場合の買い方は、1番人気の馬のいる枠からの枠連流し。オッズの安い方から順番に、資金が2倍になるように買い目を決める。
例)1番人気が7枠で、オッズが
1-7 3.2倍
2-7 15.5倍
3-7 22.4倍
4-7 6.5倍
5-7 10.0倍
6-7 8.8倍
7-7 30.2倍
7-8 14.8倍
資金:1,000円 目標:2,000円
1-7に700円と、4-7に300円。
1番人気の馬を買わない場合
この場合は、2番人気~5番人気の馬の単勝を買うと決めているが、① どんなレースでも「2番人気~5番人気の馬の単勝」を買うのか ② 資金配分 が決まっていない。
これについても、私の場合は「払戻額を均等にし」かつ、目標は「払戻額は購入額の2倍」とするから、何番人気を買うのか、資金配分はどうするかは自動的に決まるため、「2番人気から順に、資金が倍になる様に買う。」ことになる。
これで、買い方は決まった。この【本命フォーカス】の買い方で、例えば1レースの投資額を一律にしても良いし、自信のレースは投資額を上げるなどの変化をつけるのも良い。それで回収率を計算して分析し、予想(1番人気の取捨選択)の精度を上げていけばよい。
しかし、私の場合は、この【本命フォーカス】に、グッドマン法を絡めた買い方をしようと目論んでいるため、次回はその説明をする。グッドマン法の説明については次の記事を読んでほしい。

コメント