お得なオッズとは
今回は予想ではなく、純粋に馬券の買い方による損得について考えてみる。馬券の損得で代表的なのは、馬連が発売された当初にはよく言われた「馬連より枠連の方がオッズが高い」という事例で、単にオッズの高い方を買うという簡単な方法である。
ここで気をつけないといけないのが、買った時は枠連の方が高かったのに、最終オッズでは低くなっている場合もあるということ。最近はオッズをすぐ確認できるため、その辺りの事情はみんな知っていて、みんな同じ事をするからだ。
合成オッズとは
次に馬連と馬単の折り返しがある。これ単にどちらが高いかというだけではなく、馬単の場合は表と裏で強弱がつけられるため、自信のある方に多く賭けるということができる。
例えば先日の桜花賞、勝ったのは2番人気のアーモンドアイで、2着に1番人気のラッキーライラックであったが、最終オッズは馬連が4.8倍、馬単が7.6倍と9.9倍であった。
この時の馬単の合成オッズ(払戻額を均等になるように配分して買ったときの平均オッズ)は4.3倍なので、馬連を買った方がお得になる。合成オッズは買う点数が多いと計算が複雑になるが、合成オッズを計算できるサイトなどもあるのでそれを利用すると良い。
なお、最近は購入場面で購入金額を入力し、払戻額を均等にしたい場合の資金配分を自動でしてくれる機能が大体ついているので、それでもおおよそは分かる。
例えば先程の例なら、馬連を2,000円買えば9,600円になるところ、馬単の購入金額を2,000円として払戻額均等で資金配分すれば、7.6倍に1,100円で当たれば8,360円、9.9倍に900円で当たれば8,910円なので、大体2,000円が当たれば8,600円くらいになることが分かるので、合成オッズが4.3倍くらいになるのが分かる。
他にもあるお得な組み合わせ
基本的にはそんなところであるが、他にも単勝と馬単の総流しとの比較や、ワイドと3連複2頭軸総流しとの比較などもある。これはまたいずれ検討してみたい。細かい話ではあるが、これをするとしないでは、回収率でいって3~5%くらいの差がつくのではないか。
時間的制限もあり、最終オッズでひっくり返ることもあるため、なかなかするのは難しい。だからやっている人の数も少ないと思われる。(私もやってない。)
よって、メインは馬連と馬単の場合は馬表の強弱であり、今回の桜花賞の例では、アーモンドアイ狙いであれば、馬連2,000円を例のように1,100円と900円に割るのではなく、アーモンドアイから1,700円(当たれば16,830円)、その裏を300円(当たれば2,280円の元返し)というのがスタンダードであろうが、これが大体、狙った方の裏がくるんだよなぁ。
合成オッズは、ツールなどを使えば簡単に計算できるし、直接収支につながるため、使わない手は無い。そして、損することはまずない。まさに必勝法と言える。
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