機械的に買って本当に勝てるのか?
世を騒がせた、いわゆる大阪の競馬脱税事件については、「ハズレ馬券の購入が経費として認められるのか」という世の関心よりも、私達ギャンブラーは「どうやって勝ち続けたのか。」という点が興味の中心になる。
北海道のほうでも類似の事件があるが、そちらは機械的・自動的に馬券を購入したのではなく、全て自分で予想して買い、そして勝っていたということなので、そんな超人には普通なれないだろうから、そっちは参考にはならない。
最初に注目を浴びた大阪の事件は、元からある競馬ソフトを改良して自動購入していたようで、まさに寝ている間にお金が増えるという、羨ましい限りの贅沢であるが、一方、競馬好きに言わせるとそんなのは邪道ということになるし(なんなら競馬じゃなくてもいいではないか)となる。
しかし、こちとら切羽詰まってるから、いくら邪道と言われても、そんな美味い話があるなら乗ってみたいと、そりゃ思う。しかし、私は競馬を愛する男、どうしても予想してしまうし、機械的に買って観戦するもつまらない。
そこで、こちらも好きではあるが競馬程ではない、競輪と競艇で機械的に購入をして、いつのまにかお金が増えるという風にならないか、やってみようと思う。
どうやって買うか?パソコンはいる?ソフトを買う?
大阪の件の方はパソコンを駆使して、元からある競馬ソフトを改良したらしいが、こちとらパソコンはあっても古いポンコツで、また、ソフトを買ったり契約するだけの資産も甲斐性もないと来てるから、さてどうしたものか。
機械的に買うといっても、今風のパソコンやソフトを使う方法だけではなく、昔からある機械的な方法だってまだまだ捨てたものではない。はず。脱税事件の億なんて言わない、何たってこっちは月に数万、何やったら1日1,000円でいいから勝てばいいのだから、アナログでも大丈夫。だろう。
マーチンゲール方式とは
次に買い方であるが、大きく分けて二つの選択肢がある。ひとつは悪名高きマーチンゲールとその亜種である。マーチンゲールとはご存知「追い上げ」のことである。
2倍の配当があるルーレットの赤黒で説明すると、まず赤に1コイン賭ける。当たれば配当は2コインだから、1コインの儲け。当たればワンセット終了なので、次の賭金も1コインからスタートだ。
ハズレたら賭金を倍の2コインにする。当たれば4コインの配当だから、通算の賭金3コインを引いて1コインの浮きである。この2回目が外れたら次は4コイン賭ける。当たれば8コイン引く7コイン(1+2+4コイン)で1コイン儲かる。
これじゃ負けようがないが、問題が二つある。一つは当たれば倍にならなくてはいけないので、ルーレットなど倍率が固定している場合はよいが、オッズが変動するものは注意が必要である。なお、買い目は予想して買うというより、2倍となる組み合わせを機械的に買う事を想定している。(赤なら赤、黒なら黒を買い続けるイメージ)
しかも、地方競馬のようにオッズの変動が激しい場合は、買ったときには2倍でも自分の賭けた金額のせいで(賭けた金額が大きければ大きいほど倍率の下がりは激しい。)で2倍を切る可能性が高い。
次に問題となるのは資金の問題である。100円の賭け金から始めて、11レース外し続ければ、12レース目の賭金は幾らになるか?6レースまでで考えてみると、100,200,400,800,1600,3200の合計6,300円だから何とかなりそうだが、
続きは、6400,12800,25600,51200,102400となり、メインレースまでハズレたら、都合204,700円となり、最終レースには20万4,800円賭けないといけない。100円勝つために。
他にはココモ式(次の賭け金を倍にするのではなく、前回、前々回の賭け金の合計とする方式。)や、有名なモンテカルロ式(少し複雑な計算が必要)等があるが、結局はマーチンゲールと同じ問題が発生するため、これらの方法はとらない。
他にもある機械的に買う方法
私がやってみようと思っているのは、「ある一定の買い方で回収率が100%を超える」買い方を機械的にする方法である。これには色々な方法がある。
例えば(実際に超えているかどうかは知らないし、期間にもよるため、単に一例としてあげているだけだから、気をつけてください。)
・ 競艇のSGレースの4~5日目の1号艇からの3連単総流し
・ 競艇の2連単1-2が1倍台の時の2連単1-34の2点買い
・ 競輪の3分戦、人気のラインでない他の2つのラインの番手(または得点上位)から先行(または得点2番目)への2車複4点
等が考えられる。しかし、もっと簡単な方法を取りたいので、競艇と競輪、それぞれで思いついたものをやってみることにした。その結果により、改良版を編み出していくことにする。
私の考えた方法
競輪は、3分戦でラインを人気順にしたとき、ABC-DEF-GHIとする。軸は2番目に人気のラインの番手Eとして、次にヒモの1番手をDとHにする。3番手は、DFGHIにして、3連複のフォーメーションにする。
整理すると、E-DH-DFGHIの3連複フォーメーション7点となる。人気のラインが全て吹っ飛ぶのが条件なので、的中率は低くなるだろうが、当たればそれなりの破壊力があるはず。
競艇は、もっと単純に、3連単の2~4番人気を買う。とする。本来は締め切り直前がいいのだが、レース毎に買うと別のレースに手を出したり、当たった場合に再投資してしまいそうなので、朝一で全て買ってしまうことにした。結果的に2~4番人気でなくてもそこは構わないとする。
結果は次の記事で。


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