博打に勝つためのアプローチは色々あるが、どの方法によっても結局行き着くところは同じで、回収率100%を超えることが最終目標となる。
しかし回収率100%といっても色々あって、例えば一日単位であっても様々である。朝から最終レース、それも3場開催の全てを36レースを買い、最終レースが終わった時には100円勝ち。
この場合はおそらく購入金額は10万近く、払戻が10万100円というところだろうが、ある意味これは凄い。しかし、毎回こうはうまくいかないであろう。
こういう100円勝ちもある。朝からレースを見極め、前日狙った馬をパドックと返し馬で最終確認。結局、確信が持てずに見送る。結果は1着だったがそれは結果論。
そしてもう一頭の狙い馬が登場し、こちらはパドックも返し馬も大丈夫。そして確信の上、複勝を1,000円。結果は楽勝で、配当は110円。1,000円投資して払い戻しは1,100円。こちらも100円勝ちだ。
もちろん、ドラマチックなのもある。これは私の実話だが、朝から35レース当たりなし。もう死にかけのところ最終レースになけなしの500円。これがなんとズドンと当たり3連単が5万近くついてほぼトントン。凄いんだか凄くないんだか。
沢山のレースを買った場合は、投資競馬で自動購入しているような場合を除き、おおむね負ける。これは間違いないだろう。かといって1日1レースじゃつまんない。
だから馬券は難しいのだ。本当にこれに尽きる。競馬、そして馬券を買っての観戦が楽し過ぎるのだ。しかし、マハラジャでもない限り資金に限りはある。だからやはり勝たなくてはいけない。
さて、先ほどの例ではどれも100円勝ちなので差はないように思えるが、これを回収率にすると、随分違うのがわかる。
10万突っ込んで10万100円戻ってきているやつは、回収率でいうと 100.1%しかない。一方1,000円を110円の複勝で1,100円にした方は、回収率110%だから理論上は10万買っていれば払い戻しは11万となり、1万円の勝ちとなる。
レースを楽しんだのがどっちかは人それぞれだろうが、勝ち負けの点では、どっちがいいかは言うまでもない。
やはり結局は回収率に帰着するのだ。あとはスタンスの問題なんだが、これが難しい。どうしても、1日1レースは無理!という方も多いと思われる。そこで、こういう買い方を考えた。まずは自分でやってみようと思う。
ではレース数を確保し、かつ回収率を念頭に置いた賭け方をしていこうという狙いで、これは合成オッズの観点も含んでいる。
例えばオッズ1.2倍の賭けがあるとする。もちろん、単勝1.2倍、複勝1.2倍でもいいし、2着までにはくると読めば、馬連や枠連の総流しオッズの合成オッズが1.2倍でもいい。
これをどれくらいの割合で当てれば回収率が100%を超えるのか。1.2倍の場合は85%当てれば回収率は102%になる。ちなみに単勝1.2倍の馬のここ10年の勝率は67%で、買い続けた場合の回収率は80.4%だから控除率を除いた回収率80%と合致している。
そして、例えばこの1.2倍に設定し、回収率が100%を超える的中率85%を目指すという買い方だ。これが何になるかというと、オッズと的中率と回収率のバランス感覚を身につけることと、最も効率の良い買い方探しの一助になるのではないかと言うことである。
しかし、1.2倍というのはどうもリスクの割にリターンが低いような気がするので、オッズ別の必要な的中率を少し整理してみる。
オッズ 1.2倍 的中率 85%
オッズ 1.4倍 的中率 75%
オッズ 1.5倍 的中率 70%
オッズ 1.6倍 的中率 65%
オッズ 1.8倍 的中率 56%
このうち、私は3回に2回(66%)当たればいい、オッズ1.6倍狙いをやってみたいと思う。色んなやり方があると思うが、やはり最初は基本中の基本、単勝でやってみたい。
しかし、それにもやり方は色々ある。もちろん、1.6倍の馬を狙い、確信がもてれば買うというのが基本となる。しかし、確信がもてないというより、これは危険と判断できる場合は、逆に「その馬以外の単勝で合成思う1.6倍になるよう買う」ということもできる。
合成オッズでいえば、勝つ馬はこの3頭のうちどれかには間違いないというなら、その3頭の単勝オッズの合成オッズが1.6倍でも言い訳だ。
これなら、レースにも沢山参加はできるであろう。よし、まずは先週あたりのデータでシミュレーションして、自分にあった買い方を探ってみよう。
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