普通に予想していては勝てない?!
競馬ファンが100人いれば、100の予想、100の馬券術があると思うが、おおよそのところは似たり寄ったりで、新聞の印とも大差はないはずだ。
もちろん、細かい部分、本命と対抗が逆であったり、新聞では無印の馬を穴馬として買っていたりはあるだろうが、新聞の印が◎①○②▲③△④△⑤×⑥のところ、良くて◎②○③▲⑦△①△④×⑧くらいの違いであって、◎⑥○⑦▲⑧△①△⑨×⑩なんて事にはならないだろう。
恐らく、それでは勝てないのだと思う。何故なら博打は人と同じ事をやっていては勝てないからだ。これは経営や商売も同じことなのかもしれないが、見返りがオッズという予想の集大成=人気が数値となるパリミュチュエル方式である今の日本の博打においては、より顕著である。
では、どうすればいいのか?もちろん、独自の予想理論を開発して勝負すればいいのであるが、今までに革新的な予想方法とされた、展開、スピード指数、ラップ理論なども、既に皆の知るところであり、結局はオッズに反映されていると言って良く、それらの亜流を独自理論としても結局は人気通りに買うのと大差ない。
となると、まだ誰も目をつけていない要素を基にした独自理論を作る必要があるが、溢れかえるデータから探すのは大変であるし、そもそも正面切って新しい予想方法を創作するのも、既に出尽した感があり難しい。
阿藤快氏に学ぶ
となると、かなり突拍子もないところから捻り出さなくてはいけない。その見本となるのが、故阿藤快氏の馬名を数値化しさらに九星を使うという、真剣に予想している者から言わせると言語道断の馬券術である。
氏の馬券術の概要はこうである。ひとつは馬名を数値化するところから。アの段は1、イの段は2、以外ウが3、エが4、オが5で、馬名の頭と尻の文字を足すのだ。例えばペルーサならぺはエ行だから4、サはア行だから1、足すと5なのでペルーサは5だ。
次に、開催日の九星を確認する。ちなみに九星とは元は中国の民間信仰からきた占いで、一白とか四緑とかいうやつで、気の利いたカレンダーには載っているものである。そして、その日の九星に因んだ枠、番号、数値化した馬名の馬に注目するという方法なのだ。
なんだそりゃと思うが、これがまたよく当たる。グリーンチャンネルの名物番組、「競馬場の達人」にも数回出演しているが、9割近い的中率を誇り、30万、60万といった大穴馬券を当て「キング」と呼ばれているのだ。
もちろん、買い方は九星と馬名の数値化によるもので、例えば一白の日なら1,4,7,11,14,17に注目し、その数値を持つ馬とそれらの番号の枠や馬番を買うのだ。なお、一白、四緑、七赤なら1,4,7…で、二黒、五黄、八白なら2,5,8…で、三碧、六白、九紫なら3,6,9…である。
そこに、少しの予想を加え、注目した馬からの馬単表裏総流しとか、3連単の2頭軸マルチとかフォーメーションの総流しを買うのだ。もちろん、凄い点数になる。確か200点とか300点買っていたような記憶がある。
買い方を真似したいが資金が…
この買い方のいいところは、やはり通常予想したのでは買えないような馬を買えるところ。そして総流しなので抜けがなく、超人気薄が来たときに配当が跳ね上がるところ。
しかし、私達ではなかなか真似できないのが、資金が大量に必要なところ。なので、そのエキスだけを頂いて、少額でそして簡単なオリジナル馬券術を作ってみたい。
今のところ考えているのが、魔方陣(魔法陣ではない)を使い枠連を買うというもの。なお、阿藤快氏の九星も、元は魔方陣が起源とされている。そして、簡単で資金のかからない枠連にするのだ。
次回はもう少し具体的な方法を検討してみよう。

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