魔方陣とは?
前回に引き続くオリジナル馬券術の作成、今回は具体的に検討してみよう。まずはその馬券術で使おうとしている「魔方陣」とは、いったいどういうものなのであろうか。
よくある間違いで魔「法」陣と言われたりするが、それは鋼の錬金術師の錬成陣のような、魔法で使う丸い幾何学模様であって魔「方」陣ではない。魔方陣はその字のとおり魔力のある方陣であり、方陣とは四角形の陣をいう。
その魔力とは何か。それは数字の魔力である。はるか昔から数字には力があるという信仰は世界各地にあり、例えば6という数字は完全数(その数自身を除いた約数の和がその数と同じ値になる数。6の約数1,2,3,6の6を除いた1,2,3の和が6)であるが故に完璧な数字とされた。
創造主はその6日をもって世界を創造し、7日目を休息の日としたのが1週間の始まりだとか。(聖書には、逆に6は7に1足りない不完全な数であるとも書かれているらしいが)
何にせよ、数字には特別な力があるという考えは根強いため、縦・横・斜めのどこを足しても同じ数になるという魔方陣が、強大な魔力を持つと考えられたのは、ある意味自然なことである。
魔方陣の使い方
ここで使うのは、1~9までの数字を1回ずつ使った3×3の魔方陣である。左上から順に294 753 618順で構成され、どの列、行、そして斜めを足しても15になる。色々な覚え方があるが「憎し(294)と思う七五三(753)、六一(61)坊やが蜂(8)を差す」で私は覚えている。私のオリジナル馬券術は、この魔力にあやかろうというものである。
さて、その魔方陣の使い方であるが、まず、数字の1~8は枠を表すということでいいだろう。馬番にしても良いが、シンプルな馬券術にしたいこと、資金が少ないので的中率を上げたいこと、魔方陣の数字が1~9なので都合が良いことから枠連を買うことにする。なお、余った9はゾロ目を表すことにしよう。
そしてここからが問題である。どうやって買い目を決めるのか。阿藤快氏の場合はその日の九星が基本となるが、魔方陣の場合は何をとっかかりにすれば良いのか。
連動性馬券術
悩んだ挙句、これもオカルト馬券術(サイン馬券)の一つである連動性馬券術(あるレースとあるレースが連動しているという理論の馬券術。例えばセントライト記念と3年前のレパードSとか。)の考え方でいこう。
この連動性馬券は、連動するレースの枠番のうち1つまたは両方がくるというものである。では、どのレースを連動するレースとするか。ひとまず、ひとつ前のレース(他場)と、同場のひとつ前のレースの2レースというのはどうだろうか。こういうのは理由なんぞあってないようなものだから、それでまずはシミュレートしてみよう。

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