「1.5倍の当て方」
2回に渡り考察してきた「ギャンブル必勝法の考察」について、グッドマン法を中心にして「1.5倍の倍率の賭けを3分の2(66.6%)の確率で当てる」という方法におけるグッドマン法のワンセットの止め時を検討しているところである。

その途中であるが、ここで「1.5倍の当て方」を検討してみよう。
総論から
まずは総論から。1.5倍の当て方といっても色々ある。単勝1.5倍はもちろん、3倍見当の枠連2点でもよい。また、2.2倍と5倍のオッズ2点でもよい。その場合は、購入金額が1,000円なら、2.2倍に700円と5倍に300円賭ければいい。
1.5倍となると、人気馬を中心に買う事がまず浮かぶが、その逆もいいだろう。単勝オッズ2倍とか3倍の馬がいる時に「その馬だけはこない」というのなら、その馬以外の単勝を買って、うまく払い戻しが1.5倍になるように買ってもいい訳だ。
競技別の検討・競馬
次に各論として、まずは競馬から。思いつくのは本命の単勝1点、これはこないという馬以外の単勝複数、複勝1点又は複数点。そして枠連の1点又は複数といったところか。流石に馬連・馬単や3連系の馬券は1.5倍見当で買うのが難しいし、枠連や複勝で代用できるから、必要ないだろう。
もうひとつの候補はワイド馬券である。この場合は基本的には1点になるだろうが、個人的にはワイドの1.5倍を1点で当てるのは至難の技であるので、個人的には除外。
結論から言うと、やはり単勝か複勝になる。現実的には1番人気の単勝か、3番人気くらいまでの複勝となるだろう。枠連を数点買うのもありだが、特に頭が堅い時はヒモ穴がくることが多く、枠連の3倍あたりに2点というのは危険である。
競艇
続いて競艇である。競艇で1.5倍と聞いて思いつくのは、ガチガチの2連単1-2とか、その拡複連とか、その2艇軸の3連複総流しであるが、これが本当にアッサリと「こない」。特に2号艇がスタートがそう悪くないのに、最初のターンで波にのまれて減速していくのを何度見たことか。
また、進入で1号艇が深くなって前付け艇ともども沈んでいく、4号艇が好スタートから捲くって内側の艇が全滅とか、最悪な時はその4号艇がレースを壊すだけ壊してフライングとか。
追い抜きが難しい競技ゆえ、いくら強い艇でもスタートで後手を踏んでしまえば、逆転はまずない。よって、1.5倍を3分の2で当てるのは、こういった不確定要素の多い競艇では難しいと思う。
競輪
最後に競輪であるが、私の感覚的には競輪、特に7車立てのチャレンジの2車単の1.5倍あたりというのが、一番堅い。競馬や競艇の1.5倍と比較すると、かなり違うような気がする。
ガールズの2車単、2車複の1.5倍もかなり信頼性は高い。しかし、どちらも決勝となると勝負が掛かっている分なのか、信頼性は落ちる。
また、人気の2車の組み合わせで2~3倍の時は、押さえで別線の力上位2車を買っておけば大体なんとかなる。
まとめ
結論的には、私の場合は競馬の単複か、競輪のチャレンジレースを買うのが良さそうである。しかし、競艇のほうが堅い、その方が得意という人もあるだろう。また、堅い単勝よりは、危ない人気馬の見極めがうまく、危ない人気馬以外の馬を買う方が確率がいいという人もいるだろう。
1.5倍の倍率と3分の2の確率、人それぞれ得意のレースを厳選すれば、実現は可能であろう。
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