競馬ラボのオメガ指数
競馬を長くやっているうちに、予想と馬券は別のものという考えに至った。確かに予想は大事だし、それが馬券の楽しみであることは否定しない。
しかし、競馬を長くやればやるほど、そして予想に時間をかければかけるほど、自分の予想した結果が、新聞の予想印やオッズに近づいていることが分かってきた。
それならば最初から予想などせずに、新聞の予想印やオッズから馬券を組み立て、馬券の買い方に時間をかけた方がいいのではないかと思うに至った。
そこで、その馬券を組み立てるにあたり、新聞の予想家の印を利用しようと考えた。しかし、今までの結果から検証をしようと思っても、私の愛読書でありバイブルである「大スポ」は、今は手元にない。
過去には、競馬関連の印刷物として、土日の競馬ブック、月曜日発売の週刊競馬ブック、そして競馬四季報、ほかにも山野浩一氏の名著「サラブレッド血統事典」、宝島社の名馬読本シリーズ、月刊優駿、そしてディック・フランシスの小説などがあったのだが、余りにも増えすぎてどうしようもない状態になっていた。そして、それらは結婚を機に泣く泣く処分した。
なので、今は当然、雑誌や書籍の類は全くと言っていいほど無く、大スポは最終レースが終わればその都度捨てている。となると、予想家の印を参考にするのは、当日は可能であるが過去を振り返って検証をするには不適である。
そこで、私が会員になっている「競馬ラボ」の出馬表にあるΩ指数(オメガ指数)を使うことにした。なお、オメガ指数とは「血統・出走競馬場・馬場状態と距離・レースレベルと着順・出走間隔」を数値化したもので、競走馬の能力を示す指標である。
引用:競馬ラボ
その数値に基づく予想印を利用することにした。なお、Ω指数は簡易出馬表に載っている(想定出馬表の時点では見れないようだ)。ちなみに「競馬ラボ」は登録無料である。
その印に自分のざっとした予想を加味し、そこから買い方を決めてあとは天命を待つ。その狙いは、予想はシンプルに集中して行う(競馬はファクターが多過ぎる。実績、騎手、コース、調教、血統などなど)ということ。
そして、現代競馬は何よりも馬券の買い方が大事であるから、そこに力を注ぐ、そして【競馬なんて結局は大きい馬券を取らないと勝てない】ところ、それを読み切ってとるのは至難の業であるから、3着馬は予想に頼らずに機械的に買う。というところだ。
とはいったものの、私のなかでもまだ漠然しており、どう買うかの詳細はこれからである。
買い方のイメージ
だいたいのイメージは今のところこうだ。
本命(軸またはアタマ)は自分で決める。これは流石に維持したい。続いて「競馬ラボ」の印から(ここはなるだけ機械的に)紐を決める。最後はどの券種にするかを決めて、3着候補は機械的に決める。
う〜ん、まだまだピンとこない。先日の阪神大賞典ならどうだったか試してみよう。まず、私の本命はアルバート(4着)だったので、これはどう買ってもダメか。スプリングSは勝ったのが私の本命ステルヴィオだったので、これで検証してみよう。
軸は本命のステルヴィオ。次に紐は「競馬ラボ」のオメガ指数から。
引用:競馬ラボ
◎ レノヴァール
○ マイネルファンロン
▲ ゴーフォザサミット
△ エポカドーロ
注 ビッグスモーキー
★ ルーカス
☆ バールドバイ
といったところ。ここにステルヴィオがいないのが気になるが、それはおいといて、紐はまあ最初だし7頭全部としよう。そして3着候補も、まずはこの7頭としてみよう。
さて、ここから馬券を買うとして、3連単ステルヴィオ頭の場合は42点、3連複ステルヴィオ軸なら21点となる。結果はステルヴィオ、エポカドーロ、マイネルファンロンときて、配当は 3連単 7,440円、3連複 2,230円だから、回収率でいうと3連単が177%、3連複が106%となるが、これなら単勝230円(230%)、複勝120円(120%)を買ったほうがマシだ。
もちろん、紐がもう少し人気薄なら3連系の配当は高くなるが、逆に安くなる事もあるだろう。となると、もう少し絞って買うか、または人気薄を拾える方法(Ω指数は総合的指数なので、だいたい人気どおりになる。)を検討する必要がある。
まだまだ検討の余地はあるが、自分で予想する楽しみと、効率の良い馬券購入という目的はある程度達成できたように思う。
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