馬券の考察〜枠連

まだ予想で消耗してるの?
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日本独自の馬券、枠連

馬券と言えば枠連。これが日本の常識であった。そして、それは世界の非常識でもあった。私の知る限り、枠連と同じようなシステムを取る馬券は日本以外にはない。

唯一、それに近いと思われるのが、フランスでの「同一馬主の馬を一括(ひとくくり)の馬券として発売する」というもの。

例えば、オレハマッテルゼとエガオヲミセテが同じレースに出れば、その2頭は同じ馬とみなされる。マチカネやメイショウが何頭出ても1頭扱いとなる。小倉名物、九州産馬の新馬戦なんかだと、ほとんどかカシノとテイエムだから、実質3頭〜4頭立てになる。

このレースなども、実質5頭立てとなり、結果もテイエムとカシノで決まっているから、そのシステムなら馬連は元返しに近いのではないだろうか。

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馬券といえば枠連

1991年(平成3年)に馬連が登場するまで、日本競馬の馬券といえば、単勝、複勝、枠連しかなく、馬券の売上のほとんどが枠連だったから、馬券と言えば枠連のことだった。

地方競馬では、南関東のように今でも枠単を発売しているところもあり、中央競馬でも一時期6枠制の枠単を発売していた事がある。なお、競輪もおいても、現在、6枠制(9車立て)の枠単を発売している。

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枠連の問題点

狙いたい馬が2頭いる。5番人気と10番人気。しかし、ともに同枠に人気馬がいるため、枠連のオッズは3倍。なくなくその枠連を買って当たったが、来たのはその狙った5番人気と10番人気。

こんなやるせない事が昔は多々あった。もちろん、同枠の人気馬がきて、助かったと言うこともあるが、それじゃあ、もう予想など意味がない。

これが枠連の問題点の1つであるが、どちらかというと、これは小さな問題である。もう1つの問題は、暴動にまで至った大問題であり、今考えれば馬連の登場は遅きに過ぎた感がある。

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ハスラー事件

時は1970年10月11日、中山競馬場の第6レース「あきはぎ賞」、単勝の1番人気はハスラー。そのハスラーがゲート内で負傷し、発走除外となる。

こうなると、ハスラーからの枠連を買っていたファンにとっては、同枠の人気薄に期待するしかない。しかし、しかし一部のファンはそれが許せないとして競馬会に馬券の返還を求め、レース発送前に何人かの客に対して返還をしてしまう。

レース終了後、それを知った別の客たちが返還を要求するも、競馬会はこれを拒否。この取り扱いの不公平に対して数百人が抗議、一部は暴動にまで発展し、施設への放火未遂や職員に対する傷害などで、3名の逮捕者が出るに至った。

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あれから20年

そんな騒動があったにもかかわらず、馬連が登場するまでの20年、単枠指定などの措置は取られたものの、相変わらず枠連を維持し、馬連を採用しかなかったのは、ファンもおおらかというのか、競馬会の怠慢が酷いものだった。

競馬、今は無くなった制度「単枠指定」
馬券といえば枠連だった 私が競馬を始めた頃、馬券といえばイコール枠連のことで、他に発売している馬券には単勝と複勝があったが、単勝・複勝は馬券師が勝負する馬券であったり、特定の馬のファンが応援するために買うものというイメージであって、一般の...

とはいったものの、枠連にも良いところは沢山ある。特に枠連しかなかった時代とは違い、「敢えて枠連」を選べるからの今でこそ、枠連はクローズアップされても良いのではないか。

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枠連の長所

まずは「代用」である。特に私のような馬券下手には救世主のようで、これが悲しくも枠連の最も良いところなのではないか。特に大勝負の時には、枠連というのは大きい力を発揮する。

酷い時には代用品同士で決まるなんてこともある。つい最近も、堅いと思った2頭の枠連、67を買ったら、2頭とも手応え悪く後方から伸びない。ペースも遅く前残り、こりゃダメだと思ったら、前残りしそうな2頭が、同枠の緑と橙の帽子。

馬連は万券なのに、枠連は3倍。助かった。枠連さまさまです。という、予想は大ハズレなのに馬券が当たるというのは、枠連でしか有り得ない。

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余談だが

少し話はズレるが、高校野球の話である。昔は職場や近所の集まりで、ミカンなどを賭けて高校野球トトカルチョをやる事が多々あり、怪しげな表が回ってくるのだが、その賭け方が「枠連」だったのだ。

1枠から8枠に本命、対抗、穴と上手く散らして(このチーム分けが胴元の腕の見せ所)あり、優勝チームと準優勝チームを当てる賭け方、まさに「枠連」なのだ。

それが標準的なのか、たまたま競馬ファンが作ったのかは分からない。しかし、それを見た時に、いかに枠連が日本人に染み付いているのか、再認識した覚えがある。

そして、あまり詳しくない人でも賭けられて参加しやすい。それが枠連の良いところでもある。

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その他の長所

私などは、あまりにも調子が悪いときには、何も考えずに枠連の58を買うことがある。これが馬連だと、5-15を買おうとしたら12頭立てだったと言うこともあろうし、そもそも、まず当たらない。

枠連だからこそ、買いやすく当たる可能性も高い。やはり枠連は敷居が低いと言え、永らく続き、馬連のある今でも売れているのは、やはり理由がある。

他の長所として、点数が少なくて済むということがある。点数が少ないと、集中して買えば大きく賭けることができるし、資金を分散すれば人気薄まで手が届くということになる。

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最後に

馬券と言えば枠連だった時代を生きた私にとっては、忘れ去られた馬券となった今、まるで自分の姿をみるようでもあり、感慨深いものがある。最近、枠連を買うことが増えているのは、馬連では当たらないからだけではなく、昔を懐かしみ応援しているからなのかもしれない。

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