WIN5攻略法〜買い方から当て方まで

必勝法
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WIN5とは

対象となるレース

WIN5とはJRAが発売する馬券で、指定された5つのレースの勝馬を当てる馬券である。もちろん、日本で発売される馬券のなかで最も当てるのが難しく、最も配当の高い馬券である。

原則、週に1度、日曜日に発売する。対象のレースはその日の最も遅い時間に行われるメインレースを5レース目とし、そこから前の4レースを加えた5レースが対象となる。

例えば有馬記念の日なら、

①レース目 中山9レース
②レース目 阪神10レース
③レース目 中山10レース
④レース目 阪神11レース
⑤レース目 中山11レース(有馬記念)

となり、3場開催の場合は、こんな具合である。

①レース目 中山10レース
②レース目 阪神10レース
③レース目 福島11レース
④レース目 中山11レース
⑤レース目 阪神11レース(桜花賞)

2場開催と3場開催では、1レース目の出走時間に違いがあるため、発売締切には注意する必要がある。なお、発売締切は1レース目の発走予定時間の5分前である。(JRAダイレクトの場合、10分前)

WIN5の買い方

買い方は3種類あり、全てコンピュータにおまかせする完全ランダムと、1~4レース、コンピュータにお任せし、その余の1~4レースを自分で選ぶ一部セレクトと、そして5レース全て自分で選択する完全セレクトである。

当然、ここは完全セレクトで行きたいところであるが、5レースの勝馬を当てるのは至難の業であり、もし当たったとしても、配当が安い可能性が高いため(配当が1万を切ることもある。)自信のあるレースだけセレクトし、他はランダムというのも有りだろう。

WIN5の購入は、ネットが基本である。なので、競馬場に行って馬券を買っても、WIN5だけはスマホで買うということをよくやっていた。

しかし、一部の競馬場や場外馬券売場に設置してあるi-seatやUMACAを利用できる販売機で、WIN5が買えるようになっているため、今はネットオンリーという訳でもない。

金額と点数

馬券は1点100円で(当たり前だろうと思うが、地方競馬の南関東と門別で実施しているトリプル馬単は、1点50円から)点数はレース毎の選択した馬の数を掛けたものになるため、例えば1レース2頭ずつ買えば、2×2×2×2×2=32点で3,200円となる。

ちなみに、1レース3頭ずつでは243点で24,300円、4頭では1024点(102,400円)で、もう10万を超える。5頭では3125点(312,500円)だから、天文学的に増えていく。

配当について

配当の限度額は、2011年の発売当初2億円だったのが、2014年から6億円に変更された。配当の仕組みは、まず売上の総数から30%を控除し(いわゆるテラ銭)残った額を的中数で割ったものが、一票あたりの配当となる。

例えば、売上が10億円(ランダム、セレクト問わず全ての売上合計)で、的中数が7票なら、10億-3億(30%)=7億、7億÷7票=1億円となる。これが基本であるが、キャリーオーバーがあった場合は上乗せがある。

キャリーオーバー

売上から控除額を引いた金額よりも、配当が低い(または的中がない)場合は、払戻後の残額がキャリーオーバーされ、次回の配当に上乗せされる。

例えば売上が5億なら、30%引いた3億5千万が配当に回るが、的中票がなければその3億5千万がキャリーオーバーされ、次回の配当に上乗せされる。

例えば、次回の売上が10億なら、30%引いた7億と、キャリーオーバーの3億5千万の合計10億5千万が配当に回るので、前の例と同じく7票的中したとすれば、1票の配当金額は、10億5千万÷7票=1億5千万円となり、キャリーオーバーがない時に比べて、5千万円多くなる。

どちらにしても一度は当ててみたいものだ。実は私も自慢じゃないが一度だけ当てている。全部単勝1番人気だったやつで、配当は10,260円だった。

Win5と単勝コロガシ

それぞれのメリット・デメリット

Win5は、5つのレースの勝馬を当てる馬券である。ということは、5つのレースの単勝コロガシと同じこととなる。どちらにもメリット、デメリットはあるので、それぞれ推察してみよう。

選択するレースについて

Win5は、その日の最も遅いスタート時間となるレースを5レース目とし、そこから前の4レースが対象レースとなる。東京9京都10東京10京都11東京11という具合である。なので、難しいレース、自信のないレースが含まれている場合は、予想さえ難しい。

その点、単勝コロガシの場合は、自分の得意な条件のレース、予想しやすいレース、同じ条件を続けるなど、自由にレースが選べるため、予想しやすく的中率を上げることも可能だろう。

もちろん、レース数も任意なので、4レース続けて当たった時点で止める事も当然可能である。win5は先に5レース全ての馬を決め、途中で止めることができないため、win4までいった時点で金額的にも満足だからといって、止めることはできない。

よって、レースの選択については、単勝コロガシの方が断然良い。

Win5と単勝コロガシの配当について

これはどう考えてもWin5に軍配が上がる。Win5の控除率は30%なので、回収率は70%となるが、単勝コロガシは、単勝の控除率が20%なので一見良さそうだが、レースを買う毎に控除されるため、回収率は80%×80%×80%×80%×80%の32%しかない。

実際にはWin5は単勝コロガシの1.5倍から2.5倍になるようだ。この点については、Win5の圧勝である。また、Win5は途中で止めれないのがデメリットであるという言い方をさっきしたが、逆に言うと止めれない分、当たった時の破壊力は抜群である。

単勝コロガシの場合は、もし5レースやるつもりでも4レース連続で当たった時、その手元にあるのが数十万円だった時に、本当に次のレースに突っ込めるだろうか。それを止める事である程度の金額は残るが、もし、買おうと思っていた馬が来た場合、逃した魚は大きすぎる。

その点から考えると「止めれない」というWin5の特徴は、メリットでもあるのだ。

単勝コロガシは臨機応変

次は、当日のアクシデントや流れである。Win5の場合は、先に全ての出目を買うため、アクシデントには弱い。あるレースで買った馬が発走除外になれば、他の4レースが全部当たっていても賭金が返還されるだけである。

また、急な乗り替わりがあっても「○○騎手だから買ったのに」と呟きながら、見守るしかない。もちろん、逆もある。「○○騎手に乗り替わるんやったら、買いたかった。」という場合だ。

また、ある騎手が絶好調、絶不調なら、つぎのレースから買いたくなったり、買いたくなくなったりするが、その自由も効かない。

まとめ

配当から考えるとWin5になる。計算上も配当は高いし、途中退場できない分、最後まで行けばかなりの配当になる。レースの選択、途中で止める、流れを読みながら買いたいなら、単勝コロガシ。

あまり聞かないが、併用というのも面白いかもしれない。Win5の1レース目に買った馬とは別の馬の単勝を買うところから始まる単勝コロガシなど。う~ん、それじゃいくら金があっても足りないか。

Win5の払戻額

Win5の最高額

Win5の配当の限度額は、2011年の導入当初は2億円だったのが、2014年から6億円に引き上げられている。しかし、未だに6億円の配当は出現していない。

現在(2018年11月11日の開催)までの最高額は、2016年8月21日の420,127,890円で、的中数はもちろん1票。やはり、小倉新潟札幌のローカル開催。また当時夏に行われていた最終レースを含むWin5である。

レースの勝馬の人気は8-6-5-15-1。最後のレースの勝馬が1番人気というのがまた凄い。第2位は、395,663,730円(1票)で単勝人気は4-11-3-10-13。第3位は232,531,180円(2票)で単勝人気は7-1-1-13-8。この第3位はなんと2票当たっており、5レースのうち2レースが1番人気というのも凄い。

(追記)
2019年2月24日、最高額が更新された。
金額は、471,809,303円で、単勝人気は、2-15-12-11-5、投票数は1票であった。

Win5の最低配当

続いては、最低配当額。ワースト1位は2018年の10月8日の6,050円。単勝人気は1-1-2-2-1。オール1番人気ではない。ワースト2位は7,030円で人気は2-1-1-1-1。ここまでが1万円を切っている。

ワースト3位は10,260円でオール1番人気。ちなみに私が生涯で唯一当てたWin5である。なお、的中無しというのは、たったの4回しかない。

Win5の売上と最高配当額

Win5の売上は年々減っており、最近は6億いくかいかないかで、少ない時は3億円台になっているとか。もし売上が4億とすれば、的中票が1票だとしても4億から控除率の30%を引いた2億8千万が配当になる。

となると、キャリーオーバーしない限りは、最高配当額の更新はあり得ない。だが、キャリーオーバーは未だに4回しかないから、望みは薄い。よって、今の売上の現状では、最高限度額の6億の配当も、最高配当額の4億2千万を超えることは考えにくい。

Win5の平均配当

Win5の平均配当は、実戦結果に基づく平均値により2千万ほどと言われている。しかし、今までの結果では上は4億、下は8千円まで大きな配当の幅があり、そもそも的中率は他のどの馬券よりも低いから、平均を出す意味はないかもしれない。

なので、あくまで目安として、2千万という宝くじ並の配当が期待できることは覚えておこう。

著名人でWin5を当てた人

高額のWin5を的中させた著名人もいる。まずは競馬評論家の須田鷹雄氏。これは有名なので知っている人も多いはず。その払戻額は、なんと25,076,420円。Win5の5レース目である春の天皇賞で、オルフェーブルが負けた日である。

その大本命オルフェーブルが負け、14番人気のビートブラックが勝ったためにこれだけの配当になったのだが、その日のWin5対象レースの勝馬の人気は3-1-2-2-14人気と、穴と言えるのは14番人気のビートブラック1頭だけなのだ。これで2,500万になるのだから堪らない。

次に有名なのはインスタントジョンソンの「じゃい」である。ギャンブルに強い事で有名であり、競馬に関する書籍もいくつか出しているが、4,400万と3,700万という凄い配当のWin5を当てている。凄まじい。

他にも何人かいるが、数百万であったり、共同買いであるようで、やはりこの二人が双璧であろう。

Win5の当て方

Win5は予想して当たるのか

Win5を買う場合、一般的には対象レースとなる5レースの勝馬を予想して、そこから点数を絞っていく、または、対象レースとなる5レースの大まかな予想(堅いか荒れるか)をして、各レースで買う馬の頭数を選んでから馬を決めていく、という方法が多いのではないだろうか。

しかし、これではなかなか当たらない。また、当たったとしても5レースとも結果的に人気馬のため、恐らく配当は安いだろう。私個人も唯一当たったWin5は全て1番人気だった回で、配当は10,260円だった。その程度の配当なら、何もWin5を買う必要はない。

そこで、先に紹介した著名人の高額配当のうち、須田鷹雄氏の買い方が参考となりそうなので、見てみよう。氏の当てたWin5の配当は、25,076,420円。5レースの勝馬の単勝人気は、3-1-2-2-14であった。

高額配当を受けた須田鷹雄氏の買い方

その須田鷹雄氏の買い方は、こういうものだった。

1組目 1レース目は穴馬5頭、2レースから5レース目は、単勝人気1番人気、2番人気の2頭、これで5×2×2×2×2=80点

2組目 2レース目は穴馬5頭、その他の4レースは単勝1,2番人気の2頭 同じく80点

そして、3組目と4組目は同じように、3レース目と4レース目を穴馬5頭にしたもの80点×2=160点

最後の5組目は、同じように1~4レース目は、1,2番人気の2頭を買い、最後の5レース目(メインレース)は他の組み合わせと違い、人気馬1頭と穴馬6頭の計7頭を買う。2×2×2×2×7=112点。

※ 実際の結果をみると、1レース目は3番人気が勝っているが、これは最終の人気であり、氏が買った時点では2番人気だったか、2番人気と予想して買っていたのだろう。

これで総合計は、432点だから43,200円。かなりの金額になるから、そのまま真似するのは難しいが、考え方は参考になる。

基本的な考え方

最初に説明した予想して買う方法では、レースごとに「堅いか荒れるか」「どの馬がくるか?」を検討していくが、例えば5レース全て堅いと読んで予想して買い目を決めれば、当たっても配当は安い。

逆に5レース全て荒れると読めば、点数は増えるだろし、今までの結果からみて、そんなに人気薄ばかりくる事も少ない。

結局、氏の考え方(買う方法)は、5レースのうち1レースは荒れるだろうというもので、その「荒れるレースがどのレースか」を自分で検討するのではなく、どれか1レースは荒れるだろうとして網を張っておくという買い方である。

応用してみよう

この考え方を基本として、もう少し点数を絞っていき、「5レースのうち2レースは1番人気が、うち2レースは2,3番人気が、うち1レースは穴馬(3頭)が勝つ」とすれば、1組の点数は1×1×2×2×3=12点で、それが5組あるから全部で60点(6,000円)で済む。これならなんとか買える範囲であろう。

ざっと見ただけでも、先月の秋華賞の日は11-2-1-3-1人気で248万、先々月のローズSの日は1-1-2-5-2人気で8万、6月の函館スプリントの日には1-2-3-9-1人気で106万と、この買い方で結構ヒットする。

後は、穴馬の決め方で、やはり100万を超えるためにはかなりの人気薄がくる必要があるため、単に穴馬3頭というのではなく、3~5番人気から1頭、6~8番人気から1頭、9~11番人気から1頭などとする工夫も必要だろう。

結果が出ていることもあり、この買い方はかなり実戦向きなため、強くオススメする。

最後に

Win5は夢のある馬券である。配当も夢のようだが、それがたったの100円で夢を見る事ができる。しかし、本当に当てに行く事も可能な訳で、全くの夢で終わる訳でもない。

実際に、著名人など、1,000万を超える馬券を当てている人もハッキリと分かっている。但し、純粋に予想して当てるのは至難の業であり、そこには工夫が必要である。

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